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印刷物の色について

印刷物の色についてのご案内です。ご発注前に必ずご確認ください。

印刷、特にカラー印刷を伴う商品につきまして、製造の前にご確認頂きたいのが、「画面上の色と、仕上がった印刷物の色が必ずしも一致しない」という点についてです。

リトルアンツキューブのPC画面上で見えている色と、お客様のPCやスマホで見えている色も、実は異なります。液晶によって、色が変わるからです。黄色が赤に見えるといったことはございませんが、少し濃い、薄いなどの差は必ず発生しております。

色はCMYKの数値で決まりますが、同じ数値であっても、印刷機が変われば、これもまた、仕上がってくる色が異なります。同じ印刷機であれば毎回同じ色に仕上がるか、といえばそれもまた難しく、その日の天候や、同時に生産した別の商品の色合いにひっぱられて、印刷の度に少しずつブレが発生します。

お客様が想像していた色と、実際の仕上がりのイメージが異なってしまった、というトラブルを出来る限りなくすために、リトルアンツキューブでは①オンデマンド校正と②特色印刷、③本機校正の3つの方法をご提案しております。

①オンデマンド校正

数百枚単位の少部数印刷の場合、リトルアンツキューブではオンデマンド印刷で商品を印刷することが多いです。オンデマンド印刷の商品は、事前に1500円で、校正刷りを行うことができます。校正刷りは、同じ紙、同じ印刷機で事前に色味を確認できます。上記の通り、校正と本生産でも100%色が同じになることはありませんが、ぶっつけ本番よりもお客様のイメージに近い色に仕上げることができます。

②特色印刷

数千枚単位の印刷物の場合、オフセット印刷を選択し、特色インキを使用して、色チップに近い色で仕上げることができます。オフセット印刷はオンデマンド印刷とは異なる印刷機で、デザインの再現性が高く仕上がりが美しい印刷手法ですが、小部数の場合には印刷代が高くなってしまうため選択できません(高くてもあえてオフセット印刷を選ぶ場合もございます)。色チップとは、インキメーカーが作成している、特色カラーインキの色見本帳のことです。特色は、CMYKを重ね合わせるのではなく、予めチップの番号通りに調色された1色のインキを使用します。お客様とデザイナーとの間で色チップの番号を共有しておけば、特色インキで刷り上がった印刷物はイメージ通りの色になります。(※CMYKの掛け合わせよりも特色の方が高くなってしまう場合もございます。)

③本機校正

オフセット印刷で、単色の表現ではなく、写真やイラストを使ったデザインの場合、特色が使用できずCMYKでの表現となります。その場合、事前に色のイメージを確認する方法は本機校正となります。オフセット印刷の本機校正は数万円かかってしまいますが、本番でも出来る限り色を合わせてもらえるため、色が重要な印刷物の場合は本機の校正刷りをオススメします。

リトルアンツキューブでは、出来る限りお客様のご要望に近い色をお出しできるよう、最善の方法でご提案を行っておりますが、①の場合、ご期待に添えない結果となることもございます。色ブレがどうしても許容できない商品については、高価となりますが②または③の方法で印刷をご検討くださいませ。